エピローグ

GM
海賊の彼ら。人数が多すぎるためシロイルカーで連行するのは難しいのですが……
捕縛して通報したらヤグナシティのポリスたちが引き取りにきてくれます。
アルバ
お、じゃあ通報しときますか。
コウモリ
いやぁ正義とは気持ちがいいものですねぇ!
ミュア
いいことしちゃいましたねぇ~。
アルバ
正しいことの白の中にいます。
ジャック
「あいつら無免許だぞ!! おい!! なあ!! いいのかよ!! それが正義かよお!!!」
GM
連行されゆく中、このように叫んでいましたが……当然聞き入れてはくれませんでしたとさ。
コウモリ
正義の勝利!!(ほんとか?)
アルバ
証拠はあんのかよ証拠は!ないことの証拠を要求している。これは俗に悪魔の証明と呼ばれる。
警官
「こんな遠路はるばるキャンピングカーでやってきておいて無免許はないだろハハハまさかな!……」
コウモリ
清々しいほどの嘘は真たりえるというやつでしょうか……ちょっとかわいそうかもしれませんね。
アルバ
フン……やつらが賊であることとワタシが無免許であることには何の関係もないからな……
コウモリ
問題はそれで平然と運転してることの方なんだけどなぁ……
GM
では、もうあとひとっ走りですのでこのままヤグナシティへ向かいましょうか。
全員
オッケー!
GM
連行される海賊たちを後目に、シロイルカーは道を往き……
GM
ヤグナシティ、ヤグナポートアクアリウムへ到着! 水族館の職員さんが迎えに来てくれます。
職員さん
「イードからはるばるお疲れさまです!」
ミュア
マッシュく~ん、着きましたよ~。
コウモリ
マッシュ君も長旅おつかれさまですね。
アルバ
フン、苦労を知らぬツラをしよって……
コウモリ
「この通り、少しトラブルはありましたが、健康無事にお届けにあがりましたよ」
職員さん
「どうもどうも、ありがとうございます! 今報酬をお渡ししますね」
一人1500キューブ……ですが、あっ、ちょっと傷がついてますねえ~!
ミュア
!!
コウモリ
あの時落石。の傷ですねぇ。
職員さん
ひとつだけですが、そのぶんは約束通り報酬から差し引いて……一人1400キューブ。
アルバ
くそ~。でもそれだけで済んでよかった。
職員さん
「あ、でもですね、さっき警察のかたがいらしたんですけど……なんとかキャッツ? を逮捕なさったそうで。
 この報奨金を渡すよう頼まれたんです。どうぞ、一人1000キューブです」
アルバ
「おお! いいことってするもの無論、無免許でなければもっといいのは間違いない。ですねえ!」
ミュア
「いいことはめぐりめぐるものですね~。いっぱいのぬいぐるみが買えるかしら~♪」
コウモリ
ではそれらをいったんこちらに回収させてもらって……
「ええ、報酬分のぬいぐるみくらいなら。……あとは、小鳥ちゃんの免許★次回、教習場――!?に使いましょう」
二人
「「え~!?」」
コウモリ
「あたりまえでしょう。今回は相手がスカポンだったからよかったものの……一緒に逮捕は御免ですよ、僕は」
アルバ
「え…… 教習所に行くぐらいなら歯医者一般的には歯医者にも教習所にも両方行ったほうが良いとされる。に行ったほうがマシですよ……!」
コウモリ
「はいはい、それは次に稼いでから! ワンダラー生活は報酬ありきですよ。
 こっちは家賃やもろもろの維持費があるんですから、わかってください」
アルバ
そこを言われると弱いな……
ミュア
む~っ! 「とびきりかわいいぬいぐるみでないと、嫌ですよぉ~」
コウモリ
「はいはい。わかっておりますよ、お姫様」 そう言って頭をなでやる。
ミュア
「ふふふ……♪」 うれしそうな笑顔。
コウモリ
「ふふ、とはいえ今回は皆さん頑張っておられましたし、美味しいごはんでも食べにいきましょう」
アルバ
「お! いいですね~」
ミュア
「お肉がいっぱいたべたいですねぇ~っ」
コウモリ
「今日はでっかく豪勢にいきましょう。今度こそ焼けたお肉をですね……」
GM
さて、マッシュくんはここでお別れ。シロイルカーに積んだ家具は白薔薇会に送られ、後日回収する形になります。
帰路はシロイルカーがないので、列車やら船やら徒歩やら馬車やらレンタカーおそらく免許証の提示が必要なので無理。やら、いろいろな手段を選ぶことになります。
ミュア
ああ~っマッシュく~ん。
コウモリ
マッシュ君にもおわかれしないとですね。
アルバ
この間抜けヅラも今日で最後……と思うと少し名残惜しいな。
ミュア
こんどは水族館であいましょう~っ!
コウモリ
ふふ、小鳥ちゃんも寂しそうですし、近いうちに遊びに行きましょうか。
アルバ
寂しがってなどおらん!
コウモリ
素直じゃないんだから~。
アルバ
ワタシはいつでも素直だが……? 純愛だが……?
コウモリ
それじゃあ素直にこの胸に飛び込んできてもいいんですよ?
アルバ
は~? それはこっちのセリフだが……?
コウモリ
えっいいんですか?? じゃあ最後に……小鳥ちゃんをぎゅうっと堪能しちゃいましょうか。
アルバ
なんだそんなにワタシのことが好きだったのか~?
コウモリ
おや! 今頃気付くだなんてなんておバカな小鳥ちゃん!
腕の隙間から差し込むようにしてすくいあげるように、ぎゅ!!
ミュア
あら、それでは私も~っ! ふたりをうえからつつみこむようにして、ぎゅ~っ!
アルバ
あ~~~。
コウモリ
ははは、どんどん絞めていきますよ~~! 愛! 愛! これも愛!!!!
アルバ
「……嘘ばっかり」
コウモリ
「ふふ、何か言いました?」
聞こえているのかいないのか。ただ、それににんまりと笑ってから 頬を寄せる。
だって 僕はこれしか、その表し方を知りませんから。
アルバ
「いいや」
「たまには嘘もいいか、って。そう言ったのさ」
ミュア
「ふふ、ふたりとも、すっかりなかよしですねぇ~。……私、すこし妬いてしまいそうですわ?」
コウモリ
「……おっと、それはいけません。これでおあいこで……いかがでしょう」
もう片方の手を緩めると、もう片方の腕で抱き上げる。
ミュア
「ふふ!今日のところは、これで許してさしあげます♪」 にこ!
アルバ
「わ、ワタシはこんな胡散臭い男よりもミュアさまのほうがずっと大好きですからね……!」
ミュア
「あら~?それもたまの嘘ではなくて~?」
アルバ
「やめてくださいよぉ!」
ミュア
「ほんとうなら、小鳥さんからもぎゅっとなさって?」
アルバ
「エッ……!」
コウモリ
「それは名案です! やはり愛は行動で示しませんと」
アルバ
「おっ、恐れ多すぎる……!」
コウモリ
「それともやっぱり~この胡散臭いコウモリのほうが~?」
アルバ
「なわけないだろうっ」
ミュア
「あら~…?そうなのかしら?」
アルバ
ぐっ……
「……」
腕を広げて。慎重な動きで、ミュアの身体を包む。壊れ物を扱うように、けっして傷つけないように。
ミュア
「ふふ……20点、といったところかしら~?」
アルバ
「えっ……低い!? すみません、自害します」
コウモリ
「ほうほう、それでは……僕が満点にして差し上げましょう!」 それをまとめて、抱きしめる!
ミュア
きゃ~っ!
アルバ
あああ~! 結局こうなるのか。
コウモリ
「ははは、この僕が自害などさせませんよ。……免許も支払いも、まだまだやることは山積みですからね」
ミュア
「そうですよぉ~、そのときは……ねっ」 指の噛み痕に触れる。
アルバ
「うっ。……はい……」
ミュア
「ふふふ……♪ だいじょうぶですよぉ。私、デザートは最後にとっておくほうですからぁ」
なにがだいじょうぶなのかは、よくわからない。
アルバ
「はは……光栄です」
コウモリ
「生かさず殺さず……ふふ、もっと楽しんでいただきませんとね」 その背に、手を伸ばすと、やわとふれる。
アルバ
虚構の愛、と言ったな。
でも、この世界には最初からほんとうの愛なんてどこにもない。
そのうえで、何を選べばいいのか……
今のワタシは、わかった気がするよ。
コウモリ
きっとこれはまだまだ長い旅路のはじまり。
これだって些細な戯れでしかないのかも。
けれど、この道は交わり、これからも その旅路を進む。
たしかに、ここにいる。きみも、ぼくも、あなたも。
抱きしめる、たしかめる、ただぎゅっと。
ミュア
愛って、なんなのかしら?
けだものを人間に変える魔法?
焼けつくような、どうしようもない喉の渇き?
私には、まだ、よくわかりませんけれど――
ただ、こうして、感じるぬくもり。
たしかめあうように、ぎゅっと。
ミラ・アデル。救われた世界は広大で、多くの人が生きていて。いろんな道を、いろんな人と往くことができる。
だからこそ、どこへ行けばいいか分からず途方に暮れることもあるでしょう。

それでも、どこかへは辿りつきたい?
大丈夫。交わった三人。共に歩けば、たっぷり歩けば、どこかにつくとも。

けれどもそれは、またのお話。
Wonder of Wanderer シロイルカデリバラー FIN

アフターセッション

アルバ
おわってしまった……
ミュア
ほわ~~~~~……
コウモリ
ほああん~~……
GM
ですが最後に……みなさ~ん、でてきてでてきて! セッション終了処理報酬の計算とか、成長とか、そういうの。を行います!
全員
わ~~い!
コウモリ
小鳥ちゃんをお膝にのせてご歓談。
アルバ
乗せるな乗せるな。
GM
まずLOVEの成長判定セッション中ラブバしたLOVEは成長する可能性がある。今回はナシ。。これは誰もラブバしていないのでナシ。
それから、LOVEの忘却データ的に一度も触れなかったLOVEは強度が減少してしまう可能性がある。は……ワンダリングパート中、【深度】と【エモ】が一度も変化しなかったLOVEはございますか?
アルバ
開始時に獲得したっきりのLOVEって変化してない扱いなんですか?
GM
変化してない扱いとなります。
ミュア
変化してない扱い!?
アルバ
あ~、LOVEギフトももっと積極的に使うべきか。アピールせずともエモが変化すれば忘却判定免れられるからな。
ミュア
エモ、あげちゃだめなイメージだったけど、大事なんですねぇ~。
コウモリ
もしかしてバースト前提で使った方がよかったのかな?
GM
難しい所ですね、バーストしたらそれはそれで成長判定実は成長判定でも失敗するとLOVEの深度が減少する。自分の暴走を顧みて恥ずかしくなったり、怖くなって距離をとろうとするのだ。が必要になりますから。
このセッション中変化しなかったのはコウモリ⇔ミュア間のLOVE。二人はそれぞれ忘却判定をすることに。
GM
長く一緒にいて刺激が必要になった記念写真のシーンでは一日の長が利点となったが、今度は仇になった。マンネリとも。のかもしれませんね。
ちなみに忘却判定は……説明に「忘却判定」のワードを含まない効果は一切影響しないつまり、大半のギフトやアイテムは効果がない。ようです。
コウモリ
なるほどなぁ……特別な判定ってわけだ!
GM
深度は1ですので、ダイス1つで勝負ですね。
ミュア
ダイス一個……!どきどきのダイスですね……
コウモリ
いや~こわやこわや……!!
GM
いうて……LOVEはひとつ残っていればセッション終了時に一つもないと、PCがロストしてしまう。大変だ! あとは日々を経て気軽に生えたり生えなかったりするものです。
波を楽しむくらいで振っていきましょう。ファイッ!
ミュア
ここに記念写真(思い出の品このアイテムは、忘却判定にも使用できる。1つあると安心。)はつかえますか?
GM
使ってもいいよ!
ミュア
では、思い出の品をつかいます~っ!
コウモリ
僕も同じように!
GM
判定をどうぞ!
全員が見守る中、忘却判定の出目はミュアが3、コウモリが6。どちらも成功となった。
ミュア
わ~~~~っ! よかった~~~~!
コウモリ
仲良しパワー!!
アルバ
結果オーライ。
コウモリ
豆苗ちゃんも全員生還小さな奇跡である。したしめでたしめでたしだ。
GM
こんなところで一番怖いダイス明らかにバトルの時よりも緊張感が漂っていたという。を振りましたね、ふふ。
コウモリ
ほんとだよ 突然のびっくりダイス。
ミュア
びっくりでしたね。プレイヤーのみなさま、お気を付けて~!
アルバ
このリプレイを読んでいるみんなはLOVEギフトをちゃんと使ってくれよな!
GM
あとはさくっと報酬ですね。
全員で報酬のルールを確認していく。
アルバ
あ、これトラブル起こしまくると功績点功績点は蓄積でき、一定の功績点と引き換えに戦利品表を振ることができる。たくさんの功績点を支払うほど、戦利品が良くなる。増えるんだな。悪いことばかりではないということ。
コウモリ
一度くらいファンブルでランダムトラブル振りたかったですね!
ミュア
けっこう12でたので、トラブルにメリットもあるの、うれしいですねっ。
コウモリ
ね~!これがあると失敗するのも楽しめるというか……!
アルバ
とはいえトラブル解決に追われていたらあっというまに時間なくなっちゃいそうなんで大儲けとはいかなさそうです。
GM
ソウルは11点獲得ですね。キャラクターシートの合計欄に11をたしておいてくださいな。
ミュア
もりっとソウルがあがった~!
アルバ
ワーイ!
GM
功績点は19点……のはず! そしてギフトガチャチケットキャラクター作成時と同様にガチャでギフトを獲得できる消耗品。は2枚です。
ミュア
いっぱいギフトガチャできちゃう!
コウモリ
いっぱいまわしちゃおう!!
GM
セッション終了処理は以上! 長旅お疲れさまでした。
全員
お疲れ様でした!