温泉アプローチ

GM
そんなこんなで、お着替えをいたしまして……
ミュア
ててーん!
アルバ
海!?
コウモリ
「おや~今日はあひるちゃん付きですか?」
ミュア
「はい❤ こんどはあひるちゃんに乗ってもらいました~」
どうみても…… 海! の格好。そう、水着である。
アルバ
「う~ん たいへんおかわいらしい……」 コウモリとかいうノイズも寛大な気持ちで許せる。
コウモリ
僕はお邪魔扱いですか? ほうほう ほ~う……
アルバ
ふんっ。オマエが邪魔でなかったときなど一度もないっ。
コウモリ
ま、それも大いなる愛として受け止めてあげますよ。僕は心優しきコウモリですので~。
アルバ
キィ~ッ!
ミュア
「あひるちゃん、天然温泉をゆく~です~」 ぴよよよよ…… 温泉にうかぶあひるちゃん。
コウモリ
「じゃあ僕もお供させていただきましょう。いざ出陣~です」 ざぱ~。
アルバ
ではワタシも…… カポ~ン温泉に現れる妖魔カポーンの鳴き声という噂もあるが、その姿を見た者はいない。温泉七不思議のひとつである。(謎のSE)

温泉アプローチ:コウモリ

アルバ
「ワタシも湯浴み着か何か用意すればよかったな……」
湯で身体が暖まって、身体のあちこちにある謎の傷痕が目立つ。
コウモリ
「いいじゃないですか、ここなら何をどう言う人もおりませんし。
 都界だと亜人だなんだと、目線亜人は人間や獣人と比べれば数の少ない少数種族の集まりで、多数派種族との間に差別と言うほどでもない微妙な溝があったりなかったりする。がありますからね。こんなにのんびりできるのは、この場所であればこそ……」
アルバ
「そういう問題ではなく……」
ミュア
「はずかしがりやさんですか~?」
コウモリ
「おや、そういう?」
アルバ
「普通に……恥ずかしいだろ。誇れるような身体でもないからな」
コウモリ
「……そう、なんですか?」 ぴと…… 触る。
アルバ
「……距離感が近すぎる!」 ザバッという水音を立てて逃げる。
コウモリ
「?? 別に普通だとおもいますけれど……」 一歩、二歩、壁際に追い込む形で……顔を寄せる。
アルバ
「ひぃ~~ッ! なんだなんだ……何がしたい!」
コウモリ
「僕は……貴方とお友達になりたいだけですよ」 水面下ですこし、指が触れる。
「だって、こうして旅に出たのもそう。誘いだした理由だってそうです。
 ……きみのことが、知りたい。 それじゃあだめですか?」
アルバ
くそ……石田彰みたいな声ここで完全にCVのイメージが固まったようだ。で囁いてくるな……
コウモリ
このまま威圧この人、本当に威圧好きだな。のアプローチを仕掛けに行きたいと思います。
コウモリは【威圧】3で判定。1の目を1つ出し、成功度は3となった。1の目は「横流し」でミュアに譲渡。
GM
アルバさんからコウモリさんへのLOVEが生えます。属性は任意、深度1、エモ0でどうぞ。
コウモリ
いやぁ重ねた甲斐がありました実はこの直前に買ったプレゼントを使い忘れているが、成功したので結果オーライ。。威圧。
アルバ
「…………ふん。戯言を……ワタシのことなんて知ったところで、何にもなりはしない……」
コウモリ
「おや、戯言か……試してみます?」 コウモリの耳先が触れる。
アルバ
「……っ」
コウモリ
……瞬間、振り返り。「……ミュアさん、今です!」
ミュア
「えーーーーーい!!!」 そのさきには、充填された水鉄砲が―!
アルバ
何!?
ミュア
びしゃしゃしゃしゃ…… アルバさんめがけて発射!
アルバ
うわ~~~~~っ!
コウモリ
「ひっかかった、ひっかかった~!」
ミュア
「ふふふ! 大成功、ですねぇ~❤」
コウモリ
「ナイスコンビネーションですよ、ミュアさん! アルバさんもまだまだのようですね」
アルバ
「人を……からかうな!」
コウモリ
「へへ……反応がおもしろくてついつい」
アルバ
「ワタシの純粋な気持ちを返せ~~~っ」
ミュア
「まだまだいきますよ~~~っ」 ふたりめがけて、水鉄砲ここで出た水鉄砲は幼児向けの拳銃タイプと思われるが、最近はポンプつきの電動ウォーターガンも存在し、こちらだと洒落にならない威力が出る。
コウモリ
「あっもうミュアさんダメですって~~!!」 手で避けながら、ゆるりと近づいて。
「……でも、さっき言ったことはすべて 本心 ですよ」 小声でそうつぶやく。
アルバ
「…………オマエの考えていることは、全然わからない」 ため息。
コウモリ
「それでいいんですよ、それで」
「……さ! これからが反撃ですよ。アルバさんも構えて!!」
またわ~っと水しぶきを避けていく。天然の湯がうねり、小さなあひるが波間に揺れる。
アルバ
「はい、はい……」 元気だなあまったく……
アルバはコウモリへのLOVEを属性「不可解」で獲得。

温泉アプローチ:アルバ

アルバ
ぱしゃぱしゃとみんなして遊んでいたらちょっと湯当たりしかけたので、湯から身体を引き上げる。
コウモリ
「おや、水遊びはもうおしまいですか。つまらない」
アルバ
「あのですねえ、お風呂というのは水遊びする場ではないんですよ、本来は」
ミュア
「えっ!?」
コウモリ
「おやおや、これは驚きの新事実です。じゃあ……何をするところなんですか?」
アルバ
「それは……汗を流したり、身体を洗ったりするところに決まってるじゃありませんか」
コウモリ
「では、そうですねぇ……」
ゆるりと湯船から身体を引き上げると……ハンドタオルとソープを持ってにじりよる。
アルバ
「なんだっ……何をするつもりだっ……!」
コウモリ
「あれだけ泥まみれになったんです。どこにどんな汚れがたまっているやら!
 汚れた小鳥ちゃんをくまなく洗ってしまいましょうこのシーン、ここまでの流れはすべてここに至るためのものであったと言えよう。おそろしく正確な誘導と墓穴掘りである。
ミュア
「あら❤ それでは私もおてつだいを~…」 湯舟からあがってきた。
アルバ
「エッ!?(裏返った声)」
コウモリ
「きっとアルバさんは頭が凝り固まってらっしゃるのでしょう。こうすれば……あっという間に……」
 背後にまわると頭に泡を乗せる。そのまま、頭をわしゃわしゃわしゃ…… ぐり……
アルバ
「あ~~~」 グニャ……
ミュア
「では、私はたくさん運転してくださった御足を~……」 脚の裏をあわあわでつつみこみます。もこもこ。
アルバ
「ホヘヒヘ!?」
コウモリ
「どうです、少しはまっさらな気持ちになってきましたか?」
アルバ
「い……いや……いやっ……」 頭はともかく……脚がっ……! せめて……逆……!
コウモリ
「もしかして、満足できていませんか?」 耳元で問う。
アルバ
「満足って!?」
コウモリ
泡タオルを握らせて……
「ミュアさん、ミュアさん! アルバさんが何かをしたそうにしておられます!
 これはもしかして……洗う側を御所望なのでは?」
ミュア
「そうなんですか?」 足をていねいにていねいに「丁寧な処置」。洗っています。
アルバ
「ぜっぜっぜひ洗わせていただきます!」
マシなはず……このまま……脚を……洗われ続けるよりは……
コウモリ
「では、ミュアさん、少々後ろを向いていただいて……」
ミュア
「こう……ですの~?」 くるっ。背中を向けます。
アルバ
「はい……では……失礼して……」 ……どこから?(さまよう手)
ミュア
「♪~」 うきうきと待っています。
コウモリ
うしろから押しちゃえ。ドン!
アルバ
アアアアアアアア!!!!!!! ペッタア……(背中に触れる手)
ミュア
「ぴゃっ!!」
コウモリ
「さ~あ洗いましょ~、洗いましょ~」
さもなくば脇の方に手が伸びるぞ。ゆ~るゆ~る首元まで迫っている。
アルバ
「ヒッ……やりますやります!許して!」
じゃあ……うまく洗えたかどうかをアプローチ判定で占ってみますか。
プレゼントを……使い……ミュアさまに……手先で紡ぎましょう。
アルバは【手先】3で判定。成功度は3となった。ひとつは「変装」にチャージ。
アルバ
「失礼して……(TAKE2地上波放映ではこちらのシーンが採用され、TAKE1はお蔵入りとなった。)」
指先が、根本から毛先まで丁寧になぞって、洗っていきます。意外と慣れた手付き。
ミュア
その手つきに、小さく声がもれる。
「♪♪ 小鳥さん、とてもお上手ですのね、髪を洗うの」
アルバ
「ええ。まあ……」
慣れてますから、と言おうとして、なんだかいかがわしいこのへんを真に受けていると、そのうちこの世にいかがわしくないものなどないのでは? という哲学的な問いが首をもたげる。眉に唾をつけておこう。なと思って口ごもる。
ミュア
ゆたかな髪が、指をくすぐるようにすべりおちていく。
「こういうふうに髪を洗う事が……? 実は、美容師さん美容師でもないのに髪を洗うのが上手く、無免許なのに車の運転が上手い謎の男アルバ。だとか…」
アルバ
「いえ…………」
少しためらったあと。
「かつてワタシが愛した人の髪を、いつも洗わせていただいておりましたから……」
ミュア
「あら、そうでしたの……」
アルバ
あの人もこうされるのが好きだった。
ミュア
「とても、やさしいゆびさきですもの。……大切な人ですのね」
アルバ
「ええ。今もワタシにとっては、大事な方です。あの方からは、同じようには思われていなかったのかもしれませんが……」
ミュア
「その人の気持ちは、私にはわかりませんけれど―…… でも、私はそのやさしい指先を、とても愛おしく思います」
アルバ
「ありがとうございます」
実際その指の動きは、奇声や奇行を発していた男このケースは奇声や奇行と洗髪の技量には因果関係がないことの希少な実例として、洗髪学会にも採用された。の印象からは程遠い穏やかさだった。
「このような穏やかなふれあいだけで、満たされるならば、それでいいのですが。
 どうやら一般に、人はそれ以上のものを求めたがってしまうようです」
ミュア
「それ以上のものを……?」
アルバ
「ええ……」 言うべきかを少しためらう。
「……より深いつながりを。即物的なものを…… ワタシはそれに応えることができなかった」
ミュア
深いつながり。即物的なもの。なんとなく、その意味を察することはできて。
「……小鳥さん。手に、触れても?」
アルバ
「……? ええ、構いませんこの返答を見た老狩人は静かに首を横に振った。吸血鬼の要求に対し、安易に頷いてはならない。招かれた吸血鬼は堂々と家に入ってくるのだ。よ」
ミュア
髪にふれる手を、そっと両手でつつみこみ。その手に、頬を寄せる。
アルバ
「わっ」
ミュア
「こういうものも…… 嫌、かしら?」 ただ、ふれるだけ。存在を確かめるかのように。
アルバ
「………………」
わからない。たったこれだけでも、自分の中の悪の心が、喚起されてしまうような気がして、胸がざわつく。
けれども……
「……嫌では、ない、です」
ミュア
「……ふふ! ええ、それでじゅうぶん」
コウモリ
「ふふ、すっかり仲良しさんですね」
ミュア
「とってもきもちいいんですよぉ~。コウモリさんも、洗ってもらってはいかが?」
コウモリ
「そうですねぇ、このお顔が笑顔になった時コウモリが出てきた途端、微妙な顔になったのは言うまでもない。には……と、いうところでしょうか。ま、今はこれで」
ゆっくりと風呂おけをひっくり返して ざばあ!!
アルバ
ウワ~!
ミュア
あわあわがながれてく~っ!
コウモリ
「ふふ、まだまだ笑顔には遠いでしょうが……まずは我が家の専属眷属……ではなかった。にでもなっていただきますかねぇ」
アルバ
「せんぞく……?」
コウモリ
「ええ。今ちょうどアパートに一人分空きがありましてね。
 ミュアさんのお手伝いやもろもろ……人手があれば助かるなと思っていたところなんですよね。
 もちろん、無理にとはいいませんけれど」
アルバ
「………………」
ミュア
じっ… 期待のまなざしで小鳥さんをみつめます。
アルバ
何を企んでいる……と言いかけて、ミュアさまのまなざしを受けて、やめた。
「後でやっぱりやめたとなっても、ワタシは出ていかんぞ。居座るぞ」
コウモリ
「おや、それは頼もしい。それではこちらもやすやすとは手放しはしませんよ」
ミュア
「ですって、コウモリさん!」 うれしそう~。
コウモリ
「ええ、これはいい働き手やっぱり眷属かもしれない。を拾ったものです」
アルバ
「ふ、ワタシをそう簡単に使いこなせると思……」
ミュア
「あら? でもたしか空きスペースにはぬいぐるみさんが…… 小鳥さん、小さくなっていただけます?」
アルバ
「小さく!?」
そういうマフィアの処刑方法?
漫画で見たことありますよ。然るべき処置「丁寧な処置」……?をすると人間の死体はすごくコンパクトになるって……
コウモリ
「……まぁ、何とかなるでしょう。不備さえなければ、きちんと手厚く迎えさせていただきますよ」
アルバ
「オマエにそう言われるのなんかシャクだな~」
ミュア
「ふふ この仕事がおわっても、いっしょなんですねぇ~」
アルバ
「ええ、ずっといっしょ……ずっといっしょォ!?(高音)」
コウモリ
「はは、一緒ですね」
アルバ
大変なことを安請け合いしてしまったかもしれない……でも多分……他に選択肢はないな……
ミュアはアルバへのLOVEを属性「愛玩」で獲得。

温泉アプローチ:ミュア

ミュア
ゆったり、ゆったり。三人でお湯につかっています。
「……ねぇ、小鳥さん?」 手首のあざにそっと触れて。
アルバ
ビクッ。
ミュア
「これって、いったいなんの跡ですの?」
アルバ
「あ~」 なんと答えたものか。
「癖なんです。
……ワタシの中のおぞましい悪が溢れかえりそうになったときに、傷をつけることで、
 それが外側に少し逃げていくような気がして……お見苦しく思いますか?」
ミュア
「あら……なにか、たいへんですのね」
コウモリ
「おや、僕はてっきりそういう趣味の方かと」
アルバ
「人を変態ある種の動物の生育過程において大きくその形態を変えることをそう呼ぶが、ここでは別の意味。のように!」
コウモリ
「自分一人で虚しくなったりしません?」
アルバ
「別に楽しくなるためにやっているわけではないんだから、虚しいも何もないだろう」
ミュア
「つまり小鳥さんは、自罰的な行為をされている……と?」
アルバ
「そういうことになりますね」
コウモリ
「ふぅん……なるほど」 傷口に触れる。爪先でひっかいてみる。
ミュア
いっしょになって触れる。ぺたぺた。
アルバ
「やめなさい!」
コウモリ
「いいじゃないですか、どうせまたつける傷のひとつやふたつ……」
アルバ
「オマエみたいなやつが一人殺すも二人殺すも同じって言うんだ」
コウモリ
「はは、それも間違ってはいないと思いますよ」
ミュア
食べた食パンの枚数吸血鬼にとっての食パンとはつまり、そういうことである。いや、普通に毎朝ジャムを塗った食パンを食べるフツーの吸血鬼なのかもしれないが。は、覚えてませんものね~」
コウモリ
「ね~」
アルバ
くそ! ミュアさまとコウモリが似たようなこと言ってるとどう反応していいのかわからん。
ミュア
「それにしても、またつける傷……ですかぁ。
 あ! それなら―― 小鳥さん! 私がつけても良いかしら?」
アルバ
「は!? なぜ!」
ミュア
「そろそろ、おなかがすいてきた頃ですし~……」 力を使ったり、日に当たったりで。吸血鬼パワー吸った血液から不思議な力を生み出す。それが一般的な吸血鬼という種族に対する認識であり、そこから大きく外れていないものが吸血鬼と呼ばれる。つまりその定義は酷く曖昧だ。が……
アルバ
「あ~~~~…………、そういう…………
 いや、しかし! しかし……しかしですよ…………ワタシのような下賤の者の血とある九曜の思想家、倫理学者でもある吸血鬼は「血液に貴賎なし」と述べている。を…………」
コウモリ
「いいんじゃないですか、どうせ専属やっぱり眷属の間違いじゃないか、これ?になるんですし」
アルバ
いや……こいつの血が飲まれてることのほうが許せんかも。
コウモリ
「じゃあ僕がお先に失礼しても?」 わざとらしく口を開ける。
アルバ
「ヤダ!!!!!!!!!!!!」
コウモリ
「まぁまぁ、そう言わず~~」 肩をがっしり掴む。
アルバ
「助けて~! 乱暴される~~~!!!」
ミュア
「首にも跡がありますねぇ~ ネックレスみたいですぅ」 そっと指でなぞり。
アルバ
びくっ!
コウモリ
「おや、傷口は性感帯といいますが……」 にこ~~ォ。
アルバ
「普通傷口は弱点なんだよ」
コウモリ
「おやまぁ、それでは弱点だらけ弱点部位を潰されると2D6ではなく1D6で再起判定を行わなければならないため、弱点だらけということは不利である。別のゲームの話だが。ではないですか」 肩口から腕にかけてなでり……
アルバ
「ギィ~~~」 ガタガタガタガタ。
ミュア
「じゃあ……私はここにしようかしら?」 そっと、右手をとった。
プレゼントを使って……アルバさんにアプローチします。
ミュアは【話術】3で判定。「逆転の発想」も活用し、成功度は4となった。ひとつは「クリアランス」にチャージ。
ミュア
その手を、くちもとまで導いて……
アルバ
思わず固く目を瞑る。
ミュア
「それでは……いただきますねぇ❤」
指のいっぽんを、口へとふくむ。このあたりで参加者全員が色々と察して準備運動を始めた。……まだ噛まない。指に伝わるのは、あたたかな感触だけ。
アルバ
「……………………ッ」 声を出さないように努力している。
ミュア
「……小鳥さん? こっちを見て」
アルバ
「いっ、……いや、しかし」
これから傷つけられるという恐怖と。傷つけるその姿を、目にしたくないというためらいが、瞼を閉ざさせている。
コウモリ
「おや、いけませんねぇ。 ご主人様の言う事が聞けないとは」 首筋をなぞる。吐息がかかる。エローイ。
「本当に僕が先に……頂いてしまいますよ?」
アルバ
「う…………」 こいつみぞおちを殴ってやろうか。
ミュアさまの手前そうするわけにもいかず、恐る恐る目を開く。
ミュア
「ふふ。こわいですか?」 にこにこ。その様子をみつめています。
アルバ
「…………」
「……怖いです」
ミュア
「だいじょうぶですよぉ~、怖いのなんて、すぐ忘れてしまいますから」 指に牙が食い込んでいく。
アルバ
「……ッ」 ばしゃりと、水面が揺れる。
「いいえ…… 忘れたくありません」
ミュア
指は骨が多く、皮膚も肉も薄い部位。ぎし、と指の骨がきしむ。
「じゃあ……痛いまま、しちゃいますねエローイ。
アルバ
「……ええ」
この痛みも、恐ろしさも、欠けてはならない、あなたから与えられるものの一つであり。
痛がり、恐ろしく思う己も、あなたの愛するワタシの一部だから。
ミュア
ぷつりと皮膚が切れれば、血があふれだす。こぼしてしまわないように、飲みほしていく。
アルバ
熱がほとばしり、失われていく。あなたを傷つけることなく満たしていく。
ミュア
満たされていく。乾きが、飢えが。ほかにも、なにか……
アルバ
それはあまりに己に都合のよく、夢のような心地であるようにすら感じられた。
だから……己は目覚めていなければならない。
ミュア
「………ふぅ~。ごちそうさまでした❤」
アルバ
「よ……よかったです。満足していただけましたか……?」
ミュア
「はい❤ なんだか、初々しい感じの味でしたねぇ~」
アルバ
童貞の味オカルト的には価値があるとされる。ってこと……?
ミュア
「それに………ほら」 指さす先には、指の噛み跡。まるで指輪効き目抜群のプレゼントであった。のよう。
「こうしてミュアのなまえを書きましたから~…… 勝手に腕をきりおとしたりしちゃ、だめですよ」
アルバ
「あ…… ありがとうございます……」
ミュア
「たまにはちがうお味も新鮮ですねぇ♪ こんどはコウモリさんの血、吸わせてくださいましねっ」
コウモリ
「……ええ、仰せとあらば」
アルバ
ギッ。
「…………」 いや……変に舞い上がらなくて助かったと言うべきか……
コウモリ
じっと、その様子を見つめている。
男は満足しただろうか、遠巻きにして思う。少なからずこれで、繋がりが絶えることはないだろうが。
アルバ
何……? 何なのよッ……!
コウモリ
「どうかしました? あ! アルバさんも吸いたくなったとか!?」
アルバ
「それは絶対にない」
ミュア
「あら? 小鳥さんも血がお好きハシボソガラパゴスフィンチ。でしたの~?」
コウモリ
「遠慮しなくてもいいですよぉ~。ほらほら、美味しそうな指がここに!」
アルバ
(指をつかんでひねる)
コウモリ
「あたたたた! もうっ暴力反対っ!」
アルバ⇒ミュアの深度が1増加し、2に。
GM
ゆっくりと温泉に浸かったみなさまは、十分に体力が回復します。お洋服もばっちり綺麗になりました。
ハンドアウトの特殊効果で、全員のHPが2点回復した。

5ラウンド目:ミュア

GM
沢山アプローチしましたが、まだラウンドは終了しておらず。ミュアさまの手番ですね。
ミュア
はい! 〔記念撮影〕をします!
GM
OK、ではサービスエリアへ車をはしらせ、ユミンカ湖サービスエリアに到着。
何度か通り、買い物などもしましたね。その最中、ここで記念撮影している人々をみかけたでしょう。
ここは雄大なイモータルマウンテンとユミンカ湖ユミンカ湖に映ったイモータルマウンテンは「逆さ不死」と呼ばれ、その景色はユミンカ湖を訪れる多くの人々を魅了する。が見える絶好の撮影スポットなのです。
ミュア
「あの箱のようなものを構えて、なにをなさってるのかしら~?」
アルバ
昔の人?
コウモリ
「あれは カメラですよ、ミュアさん。ああやって旅の記念に記録を残すのですよ」
ミュア
「かめら? きおくにのこせる……のですか?」
コウモリ
「ええ、景色を切り取るかのようにカシャっと!」
ミュア
「そんなことが……!?」 かんぜんに昔の人状態「空から落ちてきた」ため、この世界の事をよく知らないというRP。ミュアのように異世界からミラ・アデルに来た者は「来訪者」と呼ばれている。
コウモリ
「ミュアさんもやってみます?」
ミュア
「はいっ、やります! どこで写真にしましょう~?」
アルバ
「せっかくですし、うまく映える場所を探しましょう! やはりイモータルマウンテンがフレームに入るような……」
コウモリ
「そこの崖のとことかどうです? ちょうど落ちやすそうな……」
アルバ
「まさかワタシを落とそうとしている!?」
まあミュアさまが落ちるワタシをお望みであれば落ちますが……
ミュア
そんなこと~…… ちょっと見たいかも❤
アルバ
「まあ、でも崖というのは悪くないスポットかもですね。安全面に気をつければ……」
コウモリ
「それじゃあ決まりです!行きましょ行きましょ!」
ミュア
「行きましょう~♪」
GM
映えを狙うギリギリのスポットへ。観光地において人がいない状態で写真がとれる。
大変すばらしいことです。落ちなければ。
ミュア
「わ……すごい! 見晴らしも良いですし、だれもいませんね~っ」 ギリギリすぎて。
コウモリ
「これは……落ちたらひとたまりもないですね」
アルバ
柵とかないのか……?
GM
乗り越えた後かもしれない。ここから先、キケン!の柵。
ミュア
「えっと、では~ この崖に、背中を向けて~…?」
コウモリ
「そうですねぇ、なるべく際まで近づいてなんでそんなギリギリ崖の上をゆくんだ?……こう?」 小鳥ちゃんの肩を掴む。
アルバ
「一番信頼できない存在に肩を掴まれたなあ」
コウモリ
「信頼の証と言ってください」
アルバ
じゃあお互い肩を組みますか。 「落ちるときは道連れだ」
ミュア
「死なばもろとも、ですね~」
コウモリ
「望むところですよ」 こっちには【交戦】と「走為上」がある。
アルバ
こっちには「捨てないで」がある。
ミュア
「んと、こうしてこうして……」 フィルムをまきまき。カメラを構え。
「撮りますよ~ 3.2.1……」
コウモリ
「はい、チーズ!」
ミュアは【観察】2で判定する。が、成功度0で失敗。
ミュア
!?
アルバ
そんな…… 逆転の発想は使っちゃったなあ。
ミュア
では、お守りをつかいますっ!
ミュアは「うさぎのお守り」の効果によって再挑戦。が、ここでファンブル。
ミュア
!?
GM
お、大失敗ですね!心底嬉しそう。
ミュア
あるんだおそらく、ここまで積み重ねた何らかの重力による結果。、こんなこと。
コウモリ
がら……と足元から嫌な音が…… 今のうちに襟元を思い切り掴んでおきます。
アルバ
嘘でしょ……
ミュア
なにか……ぐらぐらしてきています?
コウモリ
「え~…アルバさん、悪いお知らせがあります。……僕、今片足で立ってます」
襟元が非常に強い力で握られています。
アルバ
「へえ…… 良いお知らせはない感じですか?」
コウモリ
……空が澄み渡っていて綺麗ですね落ちるにはいい日だった。
アルバ
「現実に向き合ってくれ……」
ミュア
湖も澄んでて綺麗だといいですね~。
アルバ
「いやだ……どうせ落ちるなら愛の結果であってほしい……」
コウモリ
「今から愛の告白でもしましょうか」
アルバ
「やめろやめろ そんな打ち切り漫画みたいな」
コウモリ
「アルバさん僕、実は……きみの……ことが……」 ……と、言いながら徐々に後ろに傾きつつある。
ミュア
「うーん 上手くみんながカメラにおさまらなくて……」
一歩後ろにさがると…… どんっ!!
アルバ
アアア~!!!!
ミュアは「厄除けのおまもり」を使用し、ファンブル表の結果を12に変更。
ファンブル表12:ランダムなギフト1つのMPが0になる。ギフトは「クリアランス」が選ばれた。
ミュア
もっててよかった、厄除けのおまもり…!
GM
それはそれとして 崖から落ちます。それはもうMPが0になるほどに。
ユミンカ湖へようこそ―――!!
コウモリ
あああ~~~~!
ミュア
記念写真って……スリリングですのね!良い写真が撮れ、スリルも楽しめて一石二鳥のアトラクションと認識された。おそらく間違っている。
GM
撮れた写真には、宙へ投げ出された三人が映っていた……
ミュア
良い子は柵の向こうで写真撮っちゃダメだぞ!切に。絶対に真似しないでください。
アルバ
トホホ~。

6ラウンド目(2日目/夜間)

GM
さて……日は沈み、三人はシロイルカーへ。
ミュア
「ふふふ 今日はいろんなことがありましたねぇ~」 DXしろいるぬいを抱きしめています。
アルバ
さすがに疲れましたが、しろいるぬいを抱きしめているミュアさまを見るだけでその疲れも吹き飛んでいくようです……
コウモリ
「着替え、持ってきててよかったですね」
改めて服を乾かしながら折角温泉に入ったのに、湖にダイブしたおかげでビショ濡れである。、だるだるしていましょう。

家具:根付き豆苗

コウモリ
いろいろあっても落石で事故った日にも、崖から落ちた日にも。変わらず育ってくれている、それが豆苗……
GM
だが9以上が出るとどうかな……!? 豆苗を1つ獲得して、1D12をどうぞ。
家具「根付き豆苗」の状態チェック。3人とも8以下の出目を出したので、翌日も収穫可能に。
GM
なんで豆苗の判定にはこんなにつよいんだ……?他の判定ではファンブルしまくってるのに。GMは訝しんだ。
ミュア
豆苗そだてのプロ集団……?
コウモリ
「こうして豆苗のお世話をしていると、日々の疲れも吹き飛ぶようですね……」 ちょんちょん…

家具:家庭用調理器具

コウモリ
お料理でもしましょうか……いろいろあっても食事は大切。
ミュア
お料理、クールアロマひんやりした香りで覚醒し、技術分野の判定に成功しやすくなる魔法のアロマ。は炊きますか~?
アルバ
お、そうですね。使っていただきましょう。というかここじゃないと多分使い道がない。
ミュア
それでは…… ぱたぱた~。クールアロマを使いました。しろいるぬいちゃんたちとマッシュくんの故郷の香りパッケージには「ベルガニアの大氷河の香り」と書かれている。~。
アルバ
では例によって肉料理にトライしますか。
コウモリ
リベンジザミート!
アルバは【手先】3で判定。成功度は1となった。
アルバ
欲を張らずに肉単品で料理してよかった。
GM
お肉料理が2つできます。どんな料理を作るんですか?
アルバ
考えてなかったこの時点ではまだ、料理はふわっとした肉の何かであった。な…… お二人はどんなお料理が好きですか?
ミュア
それじゃあ…… シチューなんていいですね~。
コウモリ
焼き料理、怖い先日の失敗により、肉を焼くことがトラウマとなってしまった。実際、焼くよりも煮るほうが確実であり、煮込みハンバーグはその最たる例である。ですからね。シチューならぼんやりしてても安心(たぶん)
アルバ
じゃあデミグラスソースたっぷりのビーフシチューを作るとしましょう……
ミュア
う~ん、いい香りですねぇ~っ!

アイテム:野外調理キット

コウモリ
副菜にもう一つなにか作ってみましょうか。卵と野外調理キットでお料理チャンス!
GM
成功度1を目指して手先で判定だ どうぞ~。
コウモリは【手先】2で判定。が、成功度は0で失敗。
アルバ
このゲーム難しい 料理が2日連続で3人分の豆苗を枯らさないこと(約8.8%)よりは簡単なはずなのだが……
ミュア
豆苗はこんなにも元気なのに!
コウモリ
「あっ……」 手元から卵がコロン、べしゃあ。
ミュア
「あっ」
アルバ
フッ……ザコが…… いや……卵がかわいそうだな……
コウモリ
「今日は…いろんなものが落ちる日のようですね……」
ミュア
「卵さんも湖ダイブしたかったのかしら~?」 床にダイブしちゃった……
コウモリ
「ははは、じゃあこの卵も今日からお友達ですね」 そそっと片付けておきましょう王様の馬も、王様の部下も、ハンプティを元に戻すことはできなかった。。供養……
アルバ
なむ……

マッシュくんのえさやり

ミュア
これで家具はOKですね~! あとはマッシュくんのごはんっ。
GM
マッシュくんも水槽におでこをくっつけておでこにあるコブは、特定のクジラやイルカが備えるメロンと呼ばれる脂肪の塊である。シロイルカのものは特殊で、自分の意志で変形できる。ぷるぷる。待っていますね。
コウモリ
「ではいつものやつを……」 そっと手渡し。
アルバ
しょうがないなあ。
ミュア
「マッシュくんもまってますよぉ~」 LIVEカメラをみまもる。
アルバ
そっと鼻先に近づける……
コウモリ
「あっ食いついてますよ!」
ミュア
「ふふふ、かわいいですねぇ~」
アルバ
よしよし……
GM
表情はいつもと変わりませんが、たぶん満足しています。
コウモリ
マッシュ君と一緒におにぎりでも食べておきましょうかね。
ミュア
おにぎりといっしょにお味噌汁もいただきます!
コウモリとミュアは「おにぎり」「味噌汁缶MPをチャージできる飲み物。ただし1日1回しか効果がない。」を使用。
コウモリは「代弁者」、ミュアは「丁寧な処置」をそれぞれ1点ずつチャージした。
ミュア
お夜食おいしいですねぇ~っ!