7ラウンド目(3日目/午前)

GM
みなさんが駐車場で一夜明かしている間にも公共復旧事業の方々は着々と働いており……
今朝、道が開通したみたいです。「岩で塞がった道」クリア。
コウモリ
安心安全、ありがとう業者さん。
ミュア
あら、もう先の道が開いてしまいますの~?
GM
次の目的地「ワーカム湿地」へ行くことができるようになりました。
ワーカム湿地
 中規模の湿地帯です。イードからルート77を辿ってヤグナシティに向かう場合、ここを抜ければヤグナシティは目の前です。街道沿いは比較的安全で魔獣はほとんど出没しませんが、絶対ではありません。注意しましょう。

車両移動:このプレイスには、シロイルカーを装備しているキャラクターと、それに同行しているキャラクターのみが移動できます。

プレイス/外界
GM
この湿地にはサービスエリアもない模様。観光地らしい場所ではないので、さくっと抜けることができればいいですね。
一行は方針を相談。
期限に余裕はあるため、このラウンドは買い物も兼ねてツィネクハジュ国立公園のHOに取り組むことが決まった。
また、昨晩アルバの制作した肉料理(ビーフシチュー)はコウモリとミュアの手へ渡った。
買い物では厄除けのお守り、各種食材、おにぎり、バーガー&ポテト等々を購入。

7ラウンド目:ミュア

ミュア
さくっと記念写真しちゃおうかなっ!
GM
今度こそは成功させたい記念撮影……!
ミュア
景色もいいし、ここでビーフシチューいただいちゃいますか! お味噌汁ものんじゃお!
アルバ
しっかり食べてる。
コウモリ
濃い味ッッ血液には多量の塩分が含まれており、吸血鬼は普段からそれを主食としている。塩分を効率的に排出またはエネルギー化する器官があるのだろうか。
「味噌汁缶」の効果で、ミュアはMPを「クリアランス」に1点チャージ。
ミュア
もぐもぐ。ん~、ひさびさのビーフシチュー、おいしいですねぇ~。
アルバ
アア……美味しそうに召し上がっていただいている……うれしい……
コウモリ
おや、おくちのまわりが ふきふき……
ミュア
あら、ありがとうございますぅコウモリさん♪
コウモリ
いえいえ、いつものことですので…… たたみ、しまい。
ミュア
おなかも満たされたいまなら……いい写真をとれるかも!
コウモリ
潤沢日が変わったばかりで、振り直しリソースが潤沢なのである。ですからね。いまなら、いまなら…!
アルバ
いける!(根拠なし)
ミュア
というわけで……〔記念撮影〕に挑戦します!
コウモリ
近寄って……ぴーす!
ミュアは【観察】2で判定。成功度は1となった。
ミュア
ほっ!
コウモリ
平地ならこんなものですよ!!
アルバ
なんでわざわざ崖なんかで撮ろうとしたんでしょうね観察により、高みを目指さずとも美しい風景は撮れるということに気づいたようだ。素晴らしい!
ミュア
これって9をお肉効果でふりなおせま……っていいかけて12がでるのがよぎりましたこれまでの経験から、このゲームのことを理解しはじめている。
アルバ
はい。
GM
では、解決時の効果内容ですね。
ぱしゃり! と撮った写真そのものを、アイテム「思い出の品自分の持つLOVEの深度が下がりそうな場面で役立つ消耗品。」として全員に贈呈です。
ミュア
みんなの記念写真!! うれしいっ!
コウモリ
なかよくシロイルカーとパシャ!
アルバ
めちゃうれしい。効果は、ほうほう……え!? LOVEを指定!?このアイテムは入手時にLOVEを指定し、そのLOVEにしか効果がない。
ミュア
摘まれそうになったときのアイテム……!
コウモリ
なるほど~! 思い出の品でガード! じゃあ僕はミュアさん一択ですね。
アルバ
ワタシもミュアさま一択だが……?
ミュア
わ~いっ!
アルバ
ミュアさまは……どちらを選ぶので……?そりゃこうなるのである。
ミュア
ミュアは………思い出がいっぱいあるコウモリちゃんに!
コウモリ
わ~い!! 重ねた歳月一日の長とはまた違うかもしれないが、この勝負の軍配はコウモリに上がった。の勝利ですね。
アルバ
フン……いい気になるなよ。
コウモリ
もちろん僕を愛してくださってもいいのですよ~? ですよ~?
アルバ
あ~かゆい。全身がかゆい。
ミュア
宝物がふえちゃいましたねぇ~。
コウモリ
ね~!そっとお財布の中にいれちゃいましょ。
アルバ
ふところにしまっておきます。コウモリの部分だけうまく切り取れないかな……
コウモリ
真ん中にデンと写っています切り取れないことはないだろうが、顔部分だけ切り取るとサイコスリラー物の映画に出てくる顔を抜かれた家族写真のようになってしまう。
アルバ
許せねえ……

7ラウンド目:コウモリ

コウモリ
鉱石探しに行ってみましょうか……!
ミュア
かわいい石とかあるといいですねぇ~。
GM
では、車を走らせナルザ氷窟へ。
鉱石から発される薄い光が美しく、みなさんのように観光目的で訪れる人もいるのだとか。
とりつくされていることもなく、上手く掘ればきらきら素敵な石がとれそうな予感。
アルバ
お~、いい雰囲気ですねえ。
コウモリ
氷窟ということは……一面氷だったり?
GM
ですね。ひんやりしていて涼しいです。外は雲もなく、なかなかに暑かったので余計に。
アルバ
いいですね~、ここで息絶えても死体が無惨に腐ったりしなさそうです!
ミュア
腐らないだなんて、冷蔵庫のなかみたいですねぇ~。
コウモリ
天然の冷蔵庫ですね~。隠すには少し目立ちすぎそうですが。
GM
きらきらかわいいから一転して事件の匂い高温下でも低温下でも、こういう特殊な環境下では死亡推定時刻の偽装トリックが使えそうである。がしてきたな。
コウモリ
いえいえ、きちんと我らは観光しますよ。そこに死体が生まれない限りこのゲームでは、ランダムトラブルによって突然殺人事件が起きてしまう場合もある。そうなればもう、名探偵になるしかない。は……
では、MIXコーヒーでぬくぬくしつつ採掘しましょう。
記念撮影のとき一緒に食事は済ませたということで、ビーフシチューもたべちゃいます。
コウモリは「肉料理」「MIXコーヒー一緒に食べる食事にMPチャージの効果がない場合に限り、MPチャージできる飲み物。」を使用。MPを「走為上」に1点チャージした。
GM
採掘への挑戦は【手先】か【運搬】でどうぞ。無事に掘れるかな?
コウモリは【運搬】2で判定。出目は1と9。成功度は2となったが……
コウモリ
こういうときに1がいると「1!!」ってなりますね。1をミュアの「逆転の発想」に「横流し」したいが、そうするとダイスは9だけになって成功度0となってしまうため、できない。
ミュア
9、ふりなおして、12がでちゃったら「逆転の発想」もありかも……?
アルバ
なるほど。もう片方の1を横流しできますからね。
コウモリ
じゃあ9振り直しちゃいましょうかっ。氷窟でビーフシチューを噛みしめます……
コウモリは「肉料理」の効果で9のダイスを振り直し、その出目は3となった。
コウモリ
これはこれは! あったか効果抜群ですね!! 逆転の発想に横流し先ほど9だったダイスを振り直した結果3で成功度1が確保できたため、元々あった1の目を「横流し」できた。しちゃいましょう!
ミュア
やった~。あったか効果のおすそわけ、いただきますっ!
コウモリ
「ミュアさんも冷えましたでしょう……」 と半分コーヒーをソ……
ミュア
「まぁ……あったかい。コウモリさん、ありがとうございます❤」
コウモリ
「僕はもう少しここらを散策していますから…どうぞごゆっくり」
ミュア
「たしか、このあたりは石がとれるのでしたっけ~?」
アルバ
「ミュアさまをより美しく飾れそうなものが見つかるといいのですが……」
GM
ここでは……(ランダムチョイスのダイスを振る)ワンダーストーン使用するとMPチャージできる消耗品。がとれそうな予感がします。七色の石。
ミュア
「美しい石もいいですけどぉ、かわいい石もほしいですねぇ~」
コウモリ
「この辺りは綺麗な鉱石がいくつか埋まっているそうですから…お土産探しにはいいかもしれませんね。
 例えばこういう窪みのあたりに……」
カツン!! ヒールコウモリは高いヒールのついた靴を愛用しているようで、アイコンが出たとき参加者はそのセクシーさにザワついていた。の先が氷の裂け目を割り砕き……そこから七色の石が顔を出す。
「あ。ほら! ありましたよ! いい感じの石!」
ミュア
「まぁ! たくさんの色の石」
アルバ
「お~」 かがみ込んで眺める。
コウモリ
(……このまま蹴飛ばしたら大変なことに鋭いヒールは凶器となる。【交戦】3の脚力であれば猶更であろう。なるんだろうなぁ……)
アルバ
(え? なにかすごい不穏な思念を感じたけど……?)
コウモリ
「ふふ、せっかくですからいくつか持ち帰って、アクセサリーにでもしましょうか。
 このくらいの石なら……フォトフレームにするのもいいかもしれません」
ミュア
「いいですねぇ~、ちょうどさっきの写真にもあいそうですぅ」
コウモリ
「アルバさんもお好みの石は見つかりましたか?」
アルバ
「ふっ……ワタシにとってはミュアさまの微笑みこそが至高の宝石ですから……」
ミュア
「ふふふ、小鳥さんったら」
コウモリ
「相変わらずアルバさんは面白いですね。……では僕はこちらを」
 虹色の石。ワンダーストーンを手にする。
アルバ
面白いとは何だ面白いとは。
コウモリ
いえいえ、別に他意はなく……僕はわかりやすく価値あるものを選ぶ、それだけですよ。
この笑顔を守るのもまた、実益ですからね。

7ラウンド目:アルバ

アルバ
バーガー&ポテトを食べて、コウモリさんに紡ぐアプローチするとしますか……
コウモリ
いつでもど~んとこいですよ~!
ミュア
なにが紡がれるのか、わくわくっ。
アルバ
ミュアさまがいない二人きりになれるタイミングを狙いたいですね。
多分……なんか物陰なんかの物陰。ミラ・アデル全土で見られる不思議の一種。それが一体何なのかは分からないが、いい感じのプライベートな空間を提供してくれる。になるところになります。
ミュア
石のきらきらにぼけーっと見惚れてる感じとか……?
アルバ
じゃあ、二人で採掘に勤しむことにしますか。
ミュア
かわいい石、みつけてきてくださいねぇ~。
コウモリ
かわいいお土産を見つけて差し上げましょう。荒事は慣れておりますゆえ…… カツーン氷を蹴った音。
アルバ
そうやって、ミュアさまの目がなくなったのを見計らって声をかけます。
「……コウモリ」
コウモリ
「ん~…なんですかぁ」 相変わらず氷壁をコツコツやっている。
アルバ
「オマエは一体なんなんだ?」 いろいろ大事な要素が省かれた一般的に、問いかけで大事な要素は省かないほうが良いとされる。質問の情報量が少ないほど、返答の情報量も少なくなるからだ。逆にそれを狙っている場合は効果的である。問い。
コウモリ
「おや、唐突に」
「僕は見ての通りのコウモリで……今はミュアさんの保護者、になるのでしょうかね。
 あ、飛ぶための羽はありませんけどね」 耳がぴこぴこ。
アルバ
「保護者ね……」 落ちた鉱石の破片を拾って、指で弄る。
コウモリ
「あ、いかがわしい想像おそらく髪を梳くとか、歯を磨いてあげるとか、そういういかがわしい行為。でもしてました?」 あらやだ。
アルバ
「何も言っていない」
コウモリ
「冗談ですよ、冗談」
アルバ
「まあ、ミュアさまは一人にしておくには、少々危ういフィクションにおける吸血鬼は放っておくと大量虐殺を始めたりするが、おそらくここではそういう意味ではなく、シンプルに世間知らずという意味。ところがあるのは、わかる。
 少しばかり、ズレた方だ……そこがまた尊いところではあるのだが……」
コウモリ
「ふふ そうですね、かわいらしいお方ですよ。ミュアさんは。なんだかんだで、僕みたいな者も気にかけて下さいますし。
 お手伝いしたくなるのも、また情というもの。それはアルバさんもおなじでしょう」
だから今もこうして、粛々と氷を砕いている。
アルバ
「……ああ、そうだな。きっとオマエとワタシがミュアさまに寄せる想いは、似通っているのだろう。
 ただオマエは、ワタシよりも早くミュアさまに出会ったという違いがある」
コウモリ
「もしかして、知りたい というのはそういうことですか? 僕とミュアさんの関係について」
アルバ
採掘を進めていた手が止まる。
コウモリ
「そうですね。これから共に過ごすならまぁ、いずれ知る事です。
 なに、そんなに複雑な話ではありません。端的にいえばミュアさんは僕が拾った世界の落とし物なのですよ」
アルバ
「……詩的な言い回しをするな」
コウモリ
「はは、貴方じゃあるまいし。僕は端的に説明したつもりですよ、これでも。
 ここウィルズベリー共和国はその歴史的経緯により、移民や旅人に寛容な政策をとっている。それゆえ国内には素性の知れない流れ者も多く集まっている。には、流れ者やはぐれた者が数多くいる。そのうちのひとりが、ミュアさんだったのです」
「夜の仕事をしているとですね、こういう場面に遭遇する機会が度々あるのですよ。
 見知った常連が ひとり、ふたり。いなくなる。その原因を探ってみたらあらびっくり。
 出元のしれない生き物が、都界を彷徨い、人間を襲っていた……とか」
アルバ
黙って耳を傾けている。
コウモリ
「僕も彼女の出自については詳しくありません。けれど、それはあの時の彼女だって同じでしょう。
 見知らぬ地に投げ出され、彷徨い歩く様は……とても」
そこで言葉を切る。
「ま、それだけですよ。それだけ。いろいろごまかすには僕が適役だった、と。
 元々こういう世話をするのは、好きな方ですしね。なんやかんやで保護者をしている。そんなかんじです!」
アルバ
「聞けば聞くほど……オマエのことがわからなくなる」
コウモリ
「僕は……それでいいと思っていますよ。ほら、ミステリアス秘密が多いほど魅力的と言われる。しかし実際に付き合う相手としては如何であろうか?ってちょっと色っぽいでしょう?」
アルバ
「知ったことじゃない」
コウモリ
「ふふ、男相手じゃあ欲情もしませんか」 冗談めかして指でくるりとなぞる仕草。
アルバ
「ワタシもそうなのか? 都界をさまよう哀れなけだものに、憐れみをかけたつもりなのか?」
コウモリ
「おや、それで拗ねてらしたんですか? かわいいですね」
アルバ
訊いているのはこっちのほうだ質問を質問で返すんじゃねェェ―――――ッ!!
コウモリ
「どういう答えがお望みですか。きみの言う通り憐れんで手を差し伸べた、だとか。
 たとえば、一目見てきみの事が好きになり恋に落ちて……ああ、そう。都界で見つけた 一輪の薔薇であるとか」
アルバ
「ふざけるなよ」
コウモリ
「ええ、ふざけていますよ。僕は。その方が、楽しいですから」
アルバ
苛立たしげに拳を握っている。
コウモリ
「きみが、誠意のある答えを望んでいるのはわかっていますよ。これから共に歩もうというのなら、それもそうでしょう。
 ……でも、僕は……それが正しいこととは思えません」
アルバ
「それはなぜだ」 今にも掴みかかろうとする気配があったが、その言葉に動きを止めた。
コウモリ
「……それは、貴方が LOVE。 を求めるから。
 愛、それは言葉にしてはかれないこと。形にすればもろとも、手から零れ落ちてしまうもの。
 ……きみが言ったんじゃないですか、『そんなもの』と」
アルバ
「……わかったようなことを」
コウモリ
「ええ、わかりません。僕は実に即物的なコウモリですから」 一歩歩み寄って、その頬に指を添える。
「僕は、何だってしてきました。即物的な 愛 だって、望めば差し上げましょう求めよさらば与えられん。アプローチをしなければLOVEが生まれることはない。コウモリの言葉は、ある意味この世界の真理を突いた言葉と言えよう。
アルバ
頬に触れる指に、小さく体を震わせた。振り払うことはしない。
コウモリ
「……貴方が望むのであれば。それは、思うがままに」
アルバ
「…………いいや。結構だ。ワタシは何もいらない」
「それに……逆だよ、コウモリ」 触れてくる手に手を重ねる。
「オマエが望むのならば、ワタシはオマエ好みに踊ってやったっていい。あわれな一匹の道化としてね」
コウモリ
「……それは、頼もしいことです」 足音もなく歩み寄り、その手を手繰り、顔を寄せる。
「貴方はどんな踊りを見せてくれるのでしょうか」
「……なんて、冗談ですよ」
アルバ
「ああ。今のは、冗談だとわかった」
コウモリ
「面白い余興でしょう。……でも、僕がきみを気に入っているのは 本当ですよ。だから、踊りはお預けです」
アルバ
「嫌な奴。刺し殺してやりたい」
コウモリ
「よく言われます。もし、そうしたくなったときは……なるべく痛くない方法で、どうか」
アルバ
「ハ」 肩の力を抜いて笑った。 「考えておいてやろうなかなかの難問であるが、前向きな返答。アルバのことだから麻酔医の心得でもあるのかもしれない。もちろん、医師免許なしで。」 体を離す。
コウモリ
「ええ、これからも どうぞよろしく」 離れる身体をおいかけて、なぞるよう唇に触れて、離す。
アルバ
「…………!?」
「…………」
「やっぱ今殺すか…………」
コウモリ
そうして、指先にくちづけを。
「ああ、惜しい。手袋を外しておけばよかったです。これも、今度の機会に……ですかね?」
アルバ
「次はない! ほら帰るぞ!そろそろミュアさまが心配する!」 手を引く。
コウモリ
「ははは、照れちゃってかわいいんですから~」 そのまま手を引かれていく。元の居場所へ。
アルバは【手先】3で判定。が、成功度は0。一縷の望みをかけ、肉料理の効果でダイスを1つ振り直す。
アルバ
がっ……駄目っ……! 4個振って一度も7以下出ない確率的にはありうる話だが、当事者として目の当たりにすると茫然自失としてしまう気持ちも分かる。ことってあるんだな。
ミュア
どん! 「逆転の発想」を使いますっ!
アルバ
していただけるんですか!? ヤッタアー!
GM
はい、ひとつひっくりかえしてアプローチ成功に。
ミュア
では二人が向かう方向から……悲鳴が――!
アルバ
何だと!?
コウモリ
「!?」 ついに殺人事件その場合、もう犯人はアリバイのない一人しかいない。か……!?
ミュア
何かが近づいてきます。何かが…… 何かが……
「――あ! コウモリさん、小鳥さん! みてくださぁ~い!」 その後ろには大量にはばたく……コウモリが!
アルバ
え? どういう状況?
ミュア
かわいいこコウモリの顔は小さくしたブタみたいな感じで愛嬌があったりする。見た目だけは。たち、みつけたんですよっっ❤」
コウモリ
「わあコウモリ!?!?」
アルバ
「よ……よかったな。仲間だぞ、コウモリ」
コウモリ
「いやいやいや、僕にそんなおともだちはいませんよ!!」
ミュア
「ほらほら、こんなにたくさん❤ かわいいですねぇ~~❤」
蝙蝠さん
かわいい羽音を立てて近づいてきます。みんな~(ドドドド)
コウモリ
「ひっっ!! 帰してきなさい!!!!」
アルバ
「こんなにたくさんお世話しきれませんからね…………」
ミュア
「ええ~~~っ、こんなにかわいいのにぃ………」
コウモリ
「いいから、いいから、はやく!!」
アルバ
「……おやコウモリさん、ずいぶんと慌てていらっしゃる」 いやまあ、慌てるぐらい大量にいるんだけど……
蝙蝠さん
吸血鬼の虜だからか? 目は真っ赤です。数のぶんだけ無差別撃1エネミーに設定される特殊効果の名称。ランダムなPCに1点のダメージを与える。やられそう。
コウモリ
「あ!! こら!! そこの奴どきなさい!!」
アルバ
ふ~~ん……? 一匹捕まえて、コウモリ(人)に近づけてみたりする。
コウモリ
「ぎゃ!!! アルバさん!!!!!」 結構強めに頭を殴った。
アルバ
「ギャア!!!」
ミュア
「あら~コウモリさんとコウモリさん、貴重なツーショット❤
 いっぱいのコウモリに囲まれたら、も~っとかわいいのかしら…❤」
コウモリ
「ぜい…っ はぁ……っ!! ほら!! 危ないでしょう」 危うく殴り殺すとこだった。
アルバ
「コウモリがコウモリ苦手とは傑作だな!」 コウモリ(人じゃないほう)を手放した。
コウモリ
「悪いですか!?!?」
アルバ
「いいや~、別に~」
ミュア
「余裕のないコウモリさん、かわいいですぅ~❤」
コウモリ
「もう……吸血コウモリは本当に危険なんですからね。
 感染症の温床蝙蝠の住む洞窟では何よりも糞が酷いというのは有名な話。その実態を調べると、ちょっと後悔するかもしれない。ですし、実際攻撃性のある者もいますし……ミュアさんも野生動物ミラ・アデルに生息する野生動物は、我々の住む世界のものよりもおおむね「強い」。不思議が影響しているようだ。に手を出しちゃいけませんよ」
ミュア
「ええ~っでも、焦る理由、それだけなんですかぁ?」
コウモリ
「それだけです!それだけ!! だからもう、行きましょう。……ここは危険です」
アルバ
「ま、そういうことにしておいて差し上げましょう。ホホホ……」
コウモリはアルバへのLOVEを属性「好敵手」で獲得。
コウモリ
いっそ属性、「愛」とか取ってやろうかと思ってたんですけど……逆転ですからねぇ。
アルバ
フーン。
ミュア
そっちも逆転。ふふ。